#1 【撮影スポット紹介】三春の桜
樹齢1000年を超えるとも言われる滝桜。その名のとおり桜が滝のごとく流れ落ちるように見えるベニシダレザクラの大木は,桜が満開のときに一度は見ておきたい銘木の1つです。
そんな滝桜で有名な福島県三春町。桜といえばソメイヨシノですが,三春町では滝桜の人気もあって町中にはベニシダレが多く見られます。中には数百年を超える大木も。
三春町では滝桜ばかりハイライトされがちですが,実はそれ以外にもたくさん見応えのあえる桜があります!今回はそんな三春町(とその周辺)の滝桜以外の桜の写真を紹介します(撮影日は全て2019年4月17日)。
目次
上石の不動桜
三春の桜と言っておきながら,こちら三春町のとなり郡山市のシダレザクラです。三春の滝桜に近い位置とはいえ,イキナリ三春じゃないとか…
滝桜の子孫と考えられている不動桜も樹齢数百年の銘木。大きさは滝桜よりも小さいですが,大きく広く枝垂れた枝に咲く花と,太くしっかりとした幹は貫禄があり,本家に負けず劣らず見応えがあります。桜の脇に建てられた不動堂も趣を感じさせます。

実はこの写真の撮影のタイミングでは三分咲き程度。しかし自分はこのくらいの開花状況が一番好きで,写真映えもすると思います。
なぜというと,このくらいのタイミングの方が写真のようにピンク色が濃く綺麗だからです。
満開になると桜の花いっぱいでそれはそれで見応えありますが,花の色が白くなってしまうので,写真うつりは満開になる前の色が濃いタイミングの方が個人的にはベストと思います。
貝山薬師桜
次に紹介するのは貝山薬師桜。この地区の集会所にある,こちらも樹齢100年超えのベニシダレ。

不動桜とは違って,太く長く伸びた力強い枝が特徴。根本にあるツバキの花も写真映えします。
不動桜に比べてピンク色が濃くて,それも写真映えする理由です。
集会所の駐車場には別の桜の大木(エドヒガン?)もあり,そちらも見事です。
ここは滝桜と三春の町中のちょうど中間地点に位置していてアクセスが良いにもかかわらず,それほど人も多くないので意外と穴場です。
天神夫婦桜
天神夫婦桜,こちらも郡山市,エドヒガン+ベニシダレ。その名のとおり2本の桜の木が寄り添うように立っています。

撮影に行ったタイミングでちょうど菜の花も咲いていて,ピンクとイエローの色が鮮やかな写真が撮れました。
この桜は高柴デコ屋敷に隣接していて,桜を楽しみながらこの地域に数百年伝わる張子人形や三春駒など,お気に入りのお土産を見つけることもできます。

桜だけでなく,民芸品も是非お楽しみください。三春駒おすすめです。
江戸時代から300年伝わる民芸品作りを受け継ぐ集落「高柴デコ屋敷」 | 福島TRIP
日本を代表する民芸品に挙げられる「三春駒」や「三春張子人形」。「高柴デコ屋敷」は、江戸時代から伝わる三春駒や張子人形作りの技を今も受け継ぎ、伝統の”粋”づいている集落です。各工房で制作のようすを見学したり、実際に絵付け体験をすることもでき、たくさんの観光客が訪れています。 高柴デコ屋敷とは?
福聚寺桜
今回最後は福聚寺のシダレザクラ,を背景にしたシダレザクラの花。

背景にしてしまった福聚寺のシダレザクラは色も濃く形もきれいな銘木ですが,ちょうどその前にいい感じに垂れてきている桜の枝があったので,そちらにフォーカスを当て,銘木を背景にする贅沢な構図です。
福聚寺の境内には他にもたくさんの桜があり,また三春町の中心部にも近くアクセスもよいため,多くの観光客が訪れる桜の名所になっています。三春に訪れた際には是非訪れたい場所の1つです。
雪村庵の桜
雪村庵は,室町時代の水墨画家で僧侶の雪村が晩年過ごした庵。その庭にたたずむシダレザクラ。

こちらも住所は郡山市ですが,三春駅に近いところに位置しています。少し離れてますが,駐車場もあり,訪れやすくなっています。
古民家と古木の組み合わせがいい絵になります。この写真にはあまり取り入れていませんが,庵の裏にある竹林とのコントラストもまた映えるので,切り取る画角や撮影方向を工夫してみるといいと思います。
龍光寺の桜
龍光寺,こちらも郡山市ですね(三春の桜というタイトルは企画倒れ!?)。滝桜から南に降った地域に位置しているお寺。

龍光寺の桜は他の写真の桜とは異なり名所として上がっていることはあまりありません。自分が訪れた際も最初から目的地にしていたわけではなく,付近を散策していてたまたま見つけた,という感じでした。
他の名所のように銘木と言われる樹齢数百年のサクラはありませんが,写真にあるようなシダレザクラと小さなお堂,赤い幟旗道祖神や石碑がちょうど良い感じだったので1枚パシャリ。
三春町とその周辺は多くのシダレザクラの銘木が紹介されていますが,それ以外の寺社,そして個人宅にも無名ながら見事な花を咲かせる銘木,大木がたくさんあります。おそらく滝桜の影響もあるのではと思います。
ガイドブックに頼らず,車や自転車で散策しながら自分だけの撮影スポットを探すのもおススメです。
龍光寺近くの桜(個人宅?)
自分だけの銘木を探す,こちらはそんな例である1枚です。

詳しい位置は記録していませんが,さきほどの龍光寺近くの農道沿いで見つけた桜。枝張が面白かったので下から煽る画角で撮影。桜の枝の力強さと桜の花の美しさを兼ね備えた1枚にしたつもりです。
七草木の天神桜
こちら,ようやく三春町の桜です。
七草木地区の天神桜,個人的に三春町で一番好きな桜の木。

立派なその立ち姿と色濃い花の色が,自分がこのエドヒガンの大木を好きな理由だと思います。
写真は朝日が登った直後の逆光で撮影。順光の正面の立ち姿も素晴らしいのですが,個人的にはこの時間のこの方向からの撮影が一番のお気に入りです。
なお,七草木の天神桜には特に駐車場はなく,また畑や民家と隣接しているので,訪れる際には十分注意しましょう。
山田カタクリの里
オマケとして,桜の季節のもう1つの見どころであるカタクリの里をご紹介。
こちらボランティアの方々によって整備されているカタクリの名所。

カタクリの見頃は通常桜の見頃よりも1週間程度早いので,ここに限らずカタクリメインで見に行く際はそのくらいを目安に訪れるとよいです。
また,カタクリ群生地での撮影は,色や形の良い花を探すことがポイント。さーっと歩いてしまうのではなく,じっくりと美しい一輪を探してみましょう。
いかがでしたでしょう,三春町(とその周辺)の桜。
滝桜やこれらの桜以外にもまだまだ有名・無名の銘木がたくさん。三春町のエリアはそれほど広くはないので,1日でいろいろな銘木を訪れることができます。
実物は写真とはまた違った印象だと思いますので,ご自身で訪れ,是非自分だけのお気に入りを探してみてください。






