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#4 【撮影地紹介・撮影テクニック】服部農園あじさい屋敷|梅雨の雨上がり

#4 【撮影地紹介・撮影テクニック】服部農園あじさい屋敷|梅雨の雨上がり

梅雨の季節の被写体といえば,アジサイの花。

寺院や公園から住宅の庭まで,梅雨の季節になると色々なところで目にするアジサイの花。雨の多いこの季節で狙いたい被写体の1つです。アジサイの名所は全国各地に存在しますが,今回は千葉県茂原市の「服部農園あじさい屋敷」のアジサイ写真を紹介。

写真作例とともに,アジサイ撮影のコツも解説します。「服部農園あじさい屋敷」ならでわの撮影ポイントも合わせて書いていきます。

春の花,桜の写真は以下。

#1 【撮影スポット紹介】三春の桜 | たっくんぶろぐ(taakkumnblg)

樹齢1000年を超えるとも言われる滝桜。その名のとおり桜が滝のごとく流れ落ちるように見えるベニシダレザクラの大木は,桜が満開のときに一度は見ておきたい銘木の1つです。 そんな滝桜で有名な福島県三春町。桜といえばソメイヨシノですが,三春町では滝桜の人気もあって町中にはベニシダレが多く見られます。中には数百年を超える大木も。 三春町では滝桜ばかりハイライトされがちですが,実はそれ以外にもたくさん見応えのあえる桜があります!今回はそんな三春町(とその周辺)の滝桜以外の桜の写真を紹介します(撮影日は全て2019年4

「服部農園あじさい屋敷」の概要

「服部農園あじさい屋敷」は千葉県茂原市郊外に位置する,文字通りアジサイの花を楽しめる観光スポットです。アジサイ専門の農園のため,開園期間はアジサイの見られる季節である6月〜7月上旬。房総半島のゆるやかな丘陵地帯に作られた服部農園は,里山の斜面を埋め尽くす250品種,10,000株以上(公式Webサイトより)の様々な形,いろいろな色の花の絨毯が魅力。また,斜面の上にはスギ林があり,その林床のアジサイに落ちる木漏れ日がシャッターチャンスを演出しています。広い園内を散策しながらお気に入りの形,色の花,撮影スポットを探すのがとても楽しい場所です。

園内では鉢植えのアジサイや地元の農産物の販売もされているので,お土産を買うこともできます。

アクセスは基本車になりますが,アジサイ好きならば一度は訪れてみる価値がある場所です。

「服部農園あじさい屋敷」の案内,詳細は,以下の公式Webサイトより。

アジサイ撮影のコツ・テクニック

ここでは「服部農園あじさい屋敷」の写真作例とともに,アジサイ撮影のテクニックを紹介。そのまま写真にしても十分きれいなアジサイがたくさん咲き乱れていますが,せっかくならより絵になる写真を撮れるよう,コツを解説していこうと思います(写真撮影日:2020年6月14日)。

主役を決めよう

アジサイ撮影にかぎらず,花を撮影するときまず言われるのが,

  • 主役の花を決める
  • ということです。

    SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/400, F2.5, ISO100

    アジサイのようにたくさんの花がある場合,主役になる花を1つ決め,その花にピントを合わせて際立たせる,という撮影をします。全体を一様に写すと,記録写真としてはいいのですが,全体がのっぺりしてあまり絵になりません。主役を1つ決めることで,メリハリのある写真になります。

    SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/500, F2.5, ISO400

    主役の花,脇役にする花,それぞれからカメラまでの距離に差をつけることで,主役以外の花をボケさせて,主役を際立たせることができます。

    ボケの演出とカメラの設定

    主役の花を際立たせるところでも触れましたが,「ボケ」を作るというのが1つ撮影のテクニックになります。ボケを出すためのカメラ設定と注意点は以下。

  • 望遠レンズを使う
  • F値を低く設定
  • 望遠使うときは手振れ防止・シャッタースピードに注意
  • SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/2000, F1.8, ISO400

    ボケを一番簡単に作る方法は,「望遠レンズ」を使うことです。カメラから,主役の花までの距離と他の花や背景までの距離の差が大きいほどボケが大きくなるので,そのことを意識して撮影するときの立ち位置を決めると良いでしょう。

    ボケを大きくするもう1つの方法は,F値を小さい値に設定すること。F値を低くして被写界深度を浅くすることで,よりボケを作りやすくなります。ただし,望遠レンズでF値の低い設定ができるのは,高価で重いレンズが必要になります。ので,まずは「望遠レンズ」でボケを作るのが良いと思います。

    SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/1600, F2.5, ISO400

    望遠レンズを使うにあたって注意するのは,「手振れ」ですね。梅雨の時期に曇りや雨で暗かったり,特にこの服部農園のスギ林内では晴れていても暗いので,注意が必要です。望遠レンズやカメラの手振れ補正機能を使ったり,ISOを高めに設定してシャッタースピードを速くするなど,対策するとよいでしょう。

    焦点距離ごとの手ブレしないシャッタースピードの目安については以下が参考になります。

    「手ぶれせずに撮れるシャッタースピードの目安」を知ってみよう | はれときどきカメラ*

    手ぶれせずに撮れるシャッタースピードの目安は、「35mm判換算をしたレンズの焦点距離」分の1以下といわれています。一般に、これより速いシャッタースピードなら手ぶれせずに撮れるといわれています。焦点距離は35mm判換算で考えますレンズの焦点距

    スギ林内のシャッターチャンスを探す

    服部農園の特徴の1つが,スギ林の林床に植えられたアジサイ。薄暗い林内に咲いたアジサイの花が木漏れ日で照らされる様子はとても美しいです。木漏れ日が差し込む光の強さ,光の位置は時々刻々変化していくので,一瞬のシャッターチャンスを探しながら林内を散策するのがとても楽しいです。

  • スギ林内に差し込む木漏れ日をうまく使う
  • SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/1250, F1.8, ISO800

    アジサイ以外の見所を探してみよう

    「あじさい屋敷」に来てるのであえてそれ以外を探す必要はないのですが…足元を見ていると意外な発見もあったりします。

    SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/320, F1.8, ISO1000

    写真は春に落葉して葉が入れ替わる常緑樹のクスノキの落ち葉。こういう意外な被写体を見つけるのもアリかもしれません。

    アジサイに隠れてる農園の住人を探してみよう

    服部農園のアジサイには多くの住人が隠れていますが,アジサイの花のアクセントになってくれるのがこのアマガエル。

  • アマガエルをアジサイのアクセントにして撮影
  • SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/500, F2.8, ISO1600

    被写体が小さいので,ピントを微調整しながら合わせたり,驚かさないようにそっと近づいたり,少し難易度高めですが,写真のアクセントになるので彼らを見つけたらぜひ撮影にチャレンジしてみてください。

    SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art + Canon EOS 5D Mark IV, 135m, 1/400, F2.5, ISO400

    まとめ

    「服部農園あじさい屋敷」のアジサイ写真と撮影テクニック,いかがでしたでしょうか。梅雨の時期は雨が降っていて撮影が若干億劫だったりもしますが,雨でしっとり濡れているアジサイの花こそシャッターチャンス。雨対策をして撮影に行ってみてはいかがでしょうか。たくさんの花の中からきっとお気に入りのアジサイを見つけることができるでしょう。